タイプ不一致杯
はじめに
初めまして、アスタチンといいます。
今回、自分の所属するサークルの企画で行われた「タイプ一致技禁止杯」で優勝したため、記事を書きました。
ルール
・シリーズ9(伝説使用禁止)ルール
・参加するポケモンは、自分のタイプと同じ技を覚えていてはいけない(変化技含む)
・かわりもの、リベロ、うるおいボイス、ぎたい、フェアリースキン、フリーズスキンの特性のポケモンは使用禁止
・マルチアタック使用不可
・タイプ一致技を覚えているかは対戦前のタイプで判定(晴れの時にほのおタイプがウェザーボールを使ってもいい等)
構築経緯、考察
まず、ルールを見たときに自分が一番好きなポケモンであるチラチーノがほぼ弱体化なしで使えることに気が付いた。チラチーノは基本的に特性「スキルリンク」で連続技を確実に最大回数当てて戦うポケモンだが、欠点として耐久がないこととAが95と控えめであることがあげられる。そのため、基本的にはタイプ一致の「スイープビンタ」よりも他の技で4倍弱点を突いて戦うことが多いので、ノーマル技を使わないデメリットがあまりない。
以上の理由からチラチーノは即確定、また印チラチーノを使いたかったので、印チラチーノが苦手とする相手を考えたとき「チラチーノよりSが高い」、「耐久が高い」、「はがねタイプ」などがあげられた。特に「耐久が高い」ポケモンに関して今回の大会ではタイプ一致技が使えないため全体的に火力がなくなるのでかなり多くなると予想した。そのため、「ちょうはつ」でそのようなポケモンの行動を制限しつつ「りゅうのまい」で火力を上げられ「じしん」ではがねタイプにも打点がある「ギャラドス」を採用した。
ここで、チラチーノとギャラドスのサポートとして壁張りと電磁波でのSダウンができるポケモンを探した。その結果、この大会で強いと感じたみがわりを貫通できるドラパルトを採用した。
また、他の積みエースとして、「つのドリル」で耐久型のポケモンに積まなくても強いドリュウズ、ダイジェットが使え技範囲がそこそこあるアーゴヨンを採用した。
最後の一匹として、もう一匹起点作成要因で、かつ逆に起点になることを防げて確実に仕事ができるポケモンを探した。その結果、該当するポケモンとしてミミッキュが浮かび上がった。また、アーゴヨン、ギャラドスが特性で相手を倒したときに能力を上げられるのでその2体と相性がいいみがわりいたみわけミミッキュで確定した。
個体紹介
チラチーノ@王者の印
特性:スキルリンク
努力値:ASあまりH
性格:陽気
技:タネマシンガン/ロックブラスト/トリプルアクセル/電磁波
相棒枠。今回の大会でかなり強いと思っていたが、意外と選出する機会が少なかった。技構成に関しては、印と相性がいいタネマシンガン、ロックブラストは確定で、氷技のトリプルアクセル、そして裏の補助ができる電磁波とすぐに決まった。一戦だけ選出したが、カバルドンを2連で怯ませるというかなり大きな活躍をした。
ギャラドス@ラムのみ
特性:自信過剰
努力値:ASあまりH
性格:陽気
技:じしん/かみくだく/竜の舞/挑発
選出率は4/5と一番多かった。技構成は先ほど述べた3つの技とパワーウィップと迷ったがダイアークでDを下げてアーゴヨンにつなげられ、運によってはBダウンで相手を突破しやすくなるかみ砕くを採用した。自信過剰が発動したら止められるポケモンはかなりすくなく強かった。
ドラパルト@光の粘土
特性:すりぬけ
努力値:HSあまりC
性格:臆病
技:火炎放射/光の壁/リフレクター/電磁波
選出率は2/5だった。他の壁張りとしてオーロンゲ、クレッフィなどがあげられるが、特性すり抜けでみがわりを貫通することを評価して採用した。電磁波は外してしまったが壁のおかげでダイマターンを枯らすなどかなり仕事をしてくれた。
ドリュウズ@命の球
特性:すなかき
努力値:ASあまりH
性格:陽気
技:いわなだれ/シャドークロー/つのドリル/剣の舞
選出率は2/5。Sを上げられる手段があり、火力も上げられる優秀なポケモン。シャドークローはダイホロウのBダウンでギャラドスの自信過剰が発動しやすくなると考え採用したが、今考えると壁を割れてダイナックルでAを上げられるかわらわりのほうがいいと思った。
アーゴヨン@気合いの襷
特性:ビーストブースト
努力値:CSあまりH
性格:臆病
技:火炎放射/悪の波動/エアスラッシュ/悪巧み
選出率は3/5。技構成はチラチーノが苦手な鋼タイプにつよい炎技、ダイアークで相手を押し切れる悪の波動、ダイジェットのためのエアスラ、火力を上げる悪巧みとすぐに決まった。他の候補としては10万ボルトがあったが、抜く技がなかったので採用しなかった。決勝戦でかなりの活躍をしてくれた。
ミミッキュ@イバンのみ
特性:化けの皮
努力値:ASあまりH
性格:陽気
技:いたみわけ/みがわり/挑発/鬼火
アーゴヨンやギャラドスと相性がいい起点作成要因として、決勝トーナメントでかなりの活躍をしてくれた。努力値振りに関してはランクマでの使用個体を流用したためASになってしまっているが実際はBかDに振ったほうがいい。また、鬼火は相手の残飯を無効化するだけの活躍だったので電磁波など他の技にしたほうが良かったと思う。もっと考察の余地はあった。
結果
5-0で優勝
感想
運にも助けられサークルの企画で初優勝することができました。決勝はアーゴヨンが電磁波をよけたり火炎放射で火傷にしてクレベースの頑丈を無視して突破したりなどかなり活躍してくれました。ミミッキュとアーゴヨンやギャラドスの相性がとてもよくかなりいいパーティにはなった。一方で、氷技が一貫しておりフェローチェがとてもきついと感じた。また、プレイングにも今思い出せばもっと改善の余地はあったと思うが、チラチーノが活躍した試合もありとても満足した。次の企画やランクマッチも頑張っていきたい。